霊媒体質(憑依体質)

霊媒体質(憑依体質)のイメージ

この世の中には、信じられないことや物が多くありますが、その中には、「憑依体質(ひょういたいしつ)」があります。憑依体質とは、霊に取り憑かれやすい(憑依されやすい)体質の人のことです。驚くかもしれませんが、憑依体質の人は、案外多く存在しているものです。もしかしたら、あなたの身近な人の中にも、憑依体質の人がいるかもしれません。人はみな、もともと霊体と肉体が結合した生き物です。そのため、憑依体質の人のように霊体が霊を引き寄せるといったことが起こってしまうのです。

憑依体質の特徴とは?

憑依体質の人には、いろいろな特徴があります。いくつかあげてみると、「人混みが苦手」「物事をいつまでもくよくよ考えてしまう」「寂しがり屋」「喜怒哀楽が激しい」「病院や消毒液の臭いが苦手」「人より先に気がつく」「頼まれると嫌と言えない」などです。一方、「否定的な人で、悲観的に考えてしまいネガティブ」「何事も人任せで、なかなか自分では解決の糸口を見つけられない」「感受性が鋭く、頼まれたものを断れない」「人の視線を感じやすく、人が多くいるところではとても疲れる」といった特徴もあげられます。

憑依の見極め方

憑依体質の人は、いろいろなエネルギーや霊の力に感化しやすいため、その様子によっては、感情が表情に出やすくなってしまうという特徴があります。また、霊に憑依されている人は、自分の感情をコントロールできずに、常に余裕のない表情をしていることが多いのです。その場のちょっとした状況の変化によって、顔つきが変わってしまうのです。それも、人が変わったかのように、瞬時に豹変します。多重人格者といわれる人の中にも、実際は憑依体質の人が多く見受けられます。もともと持っている自分の人格の他に、とり憑いた霊によって変わる人格がその人の中に存在してしまうからなのです。

思い当たる人はいませんか

俳優や声優など、様々な役を表現する人にも、霊感の強い人が多い傾向があります。演技が表向きの表情や表現だけではなく、内面から生まれる感情やエネルギーによって表現しているのが大きな理由です。また、他者に優しく接し、思いやりのある人に憑依体質の人が多いのには、霊の心残りなことや成仏できない理由を、理解し受け入れられる心を潜在的に持ち合わせているからです。自分の行動が分からなくなったり、思いもよらない発言をついしてしまったりすることが思い当たる人もいるでしょう。そういう人は、知らず知らずのうちに霊の言葉が自分の口を通して発せられていたり、言動が乱暴になっていたりすることがあります。このことこそ、霊にとり憑かれているといえるのです。言動や行動そのものまでが、霊に支配されてしまっているのです。霊にとり憑かれた人は、まず目の輝きが違ってきます。焦点が合いにくく、どんよりとしてくるのです。そのため表情にも陰りが見え、どこか違ってきます。

低級霊の憑依に気を付ける

寂しいと思う人には寂しがっている霊が寄ってきます。また、恨み辛みの多い人には同等の霊がとり憑いてしまうことが多いのです。つまり、あなたにとり憑く霊の種類や性質は、あなた自身の魂が同調し、引き付けていることが多いのです。その霊に、支配されてしまうか、否かは、あなた自身にかかわってくるのです。あなたの抱いた感情は、あなたの魂の波長に大きな影響を与えてしまいます。魂の波長が乱れた時、安易に低級霊にとり憑かれてしまう危険性があるのです。霊のエネルギーを感じやすく、普通の人以上に感情が豊かな人は、霊媒体質の持ち主なのです。そのため、霊はあなたに助けを求め、苦しみを訴えてきます。ネガティブな感情の時、霊媒体質の方は、気をつけなくてはまりません。霊障が起きやすく、徐々に体調不良にもなり、人とのかかわりにひずみが出やすくなるのです。心の弱さで、霊の支配する幅が決まってくるのです。低級霊にとり憑かれないためにも、自分の意志を常に強く持つようにしましょう。また、ネガティブな考え方ではなく、前向き、上向きの考えを常に持つことです。たとえ霊媒体質でも、このような意志の固い人には霊は何もできません。やがて、居心地が悪くなり自然と離れていくのです。自分自身で、もしかしたら霊媒体質かもと感じている方は、自分の感情や思考を常に強く持つようにしましょう。

憑依体質の人と霊能者の違い

憑依体質の人と霊能者は違います。憑依体質の人は霊の存在を感じ、時に言葉を聞くことはできるのですが、霊能者ではないので、除霊や浄霊する能力はありません。霊が近づくと重い波長を感じ取り、阻止しようとするために労力を使ってしまいます。そのため、霊に憑依されると頭痛や肩こり、吐き気などに悩まされている人も少なくありません。心身の不調を訴える人が多いのです。そもそも、そういう受け皿が出来上がっていないからです。原因不明の不調は、医師の診断を仰いでもなかなか解決できませんから、非常に厄介に思う人も多いでしょう。心身のバランスが整った健全な肉体には、低級霊がとり憑くことは少ないのです。したがって、憑依体質の人は、身体のバランスが悪いか、未熟な人ということになります。憑依体質の人が、皆すべて霊能者になれるわけではありません。憑依体質の人と霊能者の大きな違いの1つに、霊能者は霊の憑依や霊の感情を読み取るといった、すべてのことを自分の意志でコントロールできるという点があります。ですから、霊媒体質の持ち主イコール霊能者ではないのです。数々の修業を積み、熟練された極一部の人だけが、霊能者に成り得るのです。